でも、今夜の試合は眠くなかった 産経ニュース

【サッカー日本代表】W杯イヤーの覚悟感じられず


2010.2.2 22:58


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後半、交代で出場する平山(20)に指示を出す岡田監督=九石ドーム

 気温7・6度。その寒さは九州石油ドームの屋根を閉じてもピッチを覆い尽くしたか。場内アナウンスは何度も「W杯イヤー国内初戦」と強調したが、試合内容も“寒い”ものだった。

 「ベネズエラが素晴らしいプレッシャーをかけてきた」という岡田監督のコメントにも一理ある。だが、日本はあまりに鈍かった。選手同士の距離感が悪く、運動量も少ない。取り組んできたはずの低く速いクロスも、ゴールエリアわきの「ニアゾーン」攻略もほとんどなし。そもそも決定機自体ほとんどなかった。

 昨年12月、岡田監督が選手に伝えた2010年のテーマは「走り勝つ、競り勝つ、キックの精度を上げる」だったが、そのすべてが昨年の自分たちより劣っていた。後半開始早々、中沢が猛烈なオーバーラップを仕掛けたのも、なかなかエンジンのかからない自分たちへのいらだちに見えた。

 指宿合宿では連日厳しい練習が続いた。今、疲労のピークであることは確かだ。オフ明け直後による試合感覚の欠如からくるミスも多かった。岡田監督は「いい経験。新しい選手もテストできた」と収穫を強調したが、DF中沢は「ホームなので勝ちたかった」と肩を落とした。

 目標はW杯4強。理由がなんであれ、昨年できていたことができなくなっていれば、それは後退だ。何より、この日の日本からは「勝負のW杯イヤーが始まった」という熱気や覚悟が感じられなかった。

 (森本利優)



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