平山は9得点 東京中日スポーツ

大前 得点王3冠 流経大柏が初V

2008年1月15日 紙面から


画像 10K1後半3分、チーム2点目のゴールを決め上條(右)と抱き合って喜ぶ流経大柏の大前=国立競技場で

 大前で圧勝――。決勝を行い、流通経大柏(千葉)が藤枝東(静岡)を4-0で下し、2度目の出場で初の高校日本一となった。流通経大柏は全日本ユース選手権に続く2冠を達成。2得点したFW大前元紀(3年)は通算7ゴールとなり、本年度は全国高校総体、全日本ユース選手権に続き3大会連続の得点王に輝いた。清水エスパルスに入団する大前の舞台はJへと移る。

 優勝の瞬間、大前は喜びをかみしめた。「うれしくて、何をしていいのか分からなかった」

 大前は10月の全日本ユースに続く2冠。決勝戦も大前の独壇場だった。前半6分、エリア内で3人に囲まれながらも、絶妙のラストパスで村瀬の先制点をアシスト。後半3分には左足ボレーで、同17分にも左足で決めて2得点。同26分にもゴールの起点となる左CKと、4得点すべてに絡んだ。今大会7得点の大前は高校総体、全日本ユースに続く得点王に輝き、史上初の得点王“3冠”の偉業を成し遂げた。

 「国立? 縁起がいい場所です」。準決勝の津工戦、決勝戦の2試合で6得点。全日本ユース準決勝・浦和ユース戦を含め、国立で3試合8得点。小さな大エースは聖地で能力を見せつけた。

 身長166センチ。高校入学時は背の低さを理由に名門校入学を断られた苦い経験もあるが昨年10月、清水入りが内定。母・恵子さんは「プロではあと5センチ、背がほしいといわれた」と、身長を伸ばすためヒザと、背中矯正サポーターを買い込み、息子に与えた。

 だが、息子はそれを使っていない。「背がすぐ伸びるわけではない。小さいことで、うまくできることはないかと考え、シュートもタイミングをずらしたり、コースを狙ったりしている」。努力と、工夫で背の低さを克服。得点王3冠で小さな体でも通用することを証明してみせた。

 チームは15日に祝勝会を行うが、大前はひとり清水で入団会見を行い、その足でカタール国際親善大会に出場するU-19代表に合流、ドバイへ旅立つ。「高校サッカーはこれで終わったから、次はJリーグで活躍したい。サッカーをやっている以上、A代表に入るのは目標。W杯は夢なので狙ってみたい」

 小さな大エースは、観戦した日本代表・岡田監督、U-22代表・反町監督にも偉業達成で、自らの存在を大きくアピールしていた。 (相原俊之)

 ▼最多は9得点 1大会最多得点は99年度の石黒智久(富山第一)と、03年度の平山相太(国見)の9点。石黒は4試合、平山は5試合でマークした。


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